乳ガンの治療方針を決める際、主治医に言われたことがあります。
それは、
抗がん剤治療を始めると生理がとまる
治療が終われば自然と生理も再開するが、再開しない場合もある。
また、生理が再開しても妊娠しづらくなる可能性がある
とのことでした。
そして、妊娠を望むなら卵子の凍結も可能であると言われました。
これは子供を望む人達にとっては大きな問題です。
我が家ももちろんそうです。娘さんに兄弟を考えております。
ですが、我が家は卵子凍結はやりませんでした。
理由は様々ですが、やはりネックは費用でした。
参考価格
婦人科の診療から採卵まで
自由診療のため、採卵を行う医療機関によって異なります。
(参考価格:15万~50万)
卵子保存
卵子凍結費用 約25万円
卵子保管料 卵子1個あたり1万円
(5個以上保管の場合:1年あたり、税別)
その後
日本の不妊治療施設で顕微授精、胚(受精卵)移植を行った場合は 35 万円以上
参考→プリンセスバンク
http://www.princess-bank.com/
このほかにも諸費用などなど途方もない金額...
東京都の助成金もありますが、所得制限あり。
正直、東京都在住、正社員共働き、子供無し夫婦であれば、この所得制限は超える事が多いかと...
また、費用だけではなく、採卵するまでのプロセスも大変そうで、仕事と子育てをしながらは難しいと判断しました。
採卵するまでは、抗がん剤治療もスタートできませんし。
あと、これは楽観的観測ですが、私の場合早期で見つかったので、
抗がん剤期間が短いこと、
乳ガン罹患年齢としては年齢もまだ若いことから、
抗がん剤治療を終えたあとでも妊娠する可能性が高いと主治医に言われた事も、卵子凍結を行わなかった理由としてあげられます。
それでも、抗がん剤治療後に妊娠できるのかは、100%確証はもてず正直不安ではありますが…。
なにはともあれ、主治医に言われた言葉を信じてまずは目の前の治療を乗り切ろう!!!
しかし、改めて妊娠、出産って奇跡なんだなあと病気になって気が付きました。
娘さん、生まれてきてくれてありがとう。