きなこまめ@子供0歳で仕事復帰して、2週間で乳がんと判明してしまったワーママのブログ

アラサーワーママ@乳がん治療中です。(トリプルネガティブ ステージⅠ(orⅡ))子育て(0歳児)、仕事、治療と三足のわらじで奮闘中。

乳がんを家族・友人・職場に伝えるか、伝え方は

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こんにちは、きなこまめママです(@kinakomamemama

 

以前、乳がんと仕事の両立にはコミュニケーションが必要という事を書きましたが

www.kinakomame.com

そもそもがんであるという事を家族、友人、職場に伝える必要があるのでしょうか。

また、伝える場合にはどのように伝えるのがいいのでしょうか。

ケースバイケースだとは思いますが、私の場合をお話しします。

 

 

 

家族

 

夫の場合

伝えたか否か→

私の場合、胸にしこりを発見した時に主人にも触らせて「何かあるよねえ」と話していました。そもそも一緒に暮らしている人間に隠すのは無理だと思うので速攻伝えました。

 

報告方法→

がん宣告は一人で受けたので、宣告されたすぐ後にラインで「ガーン」とテンプレ報告をしました

Σ( ̄ロ ̄lll)ガーン

 

 

両親、義両親の場合

伝えたか否か→

これはケースバイケースだと思いますが、私は両親、義両親ともに伝えました。

娘(私)からがん宣告をされた母親の気持ちを考えると、想像するだけで涙がでそうでしたが、

現実問題として今後の治療と仕事を考えると私の娘さん(0才)のお世話をかなりお願いする事になるので、伝えないわけにはいきませんでした。

 

報告方法→

ライン、メールで直球に「乳がんだった」と伝えました。電話だと泣いちゃいそうで…(´;ω;`)ウッ…

でもラインした瞬間母親から電話がかかってきました。

話してみると意外と冷静で全く泣きませんでした。

 

友人

 

伝えたか否か→

たまたま直接会う機会のあった友人や、別件で連絡をとっていた友人には伝えました。

唯一、お母様をがんで看取った経験のある友人には私から「がんだった」と連絡しました。

 

ただ、友人に伝えるかどうかは本当に悩みました。

かわいそうだと同情されるのではないか、病気だからと変に気を遣わせるのではないか、嫌われてしまうのではないか…

負の感情を取り払うのに、がん宣告から2か月くらいかかりました。

 

でも今は伝えて良かったと思えます。

乳がんだったと伝えても、だれも私を憐れむ人はいませんでした。

むしろ、乳がんでも意外に元気に仕事と子育てをしている私を見てびっくりしていました。

案外、ポジティブに伝えてしまうほうが友人も楽なようです°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°

また、自己検診の大切さについても併せて伝えまくってます。

 

 

報告方法→

電話、ラインで別件で話している時に、「話は変わるのだけど、私乳がんになっちゃって今治療中なんだ」と伝えました。

 

職場

 

伝えたか否か→

 これが一番報告難易度が高い

結論から言うと、管理者レベルの方中心に、あとは流れで伝えました。

 

私の所属する会社は少し一般と異なり、各自が複数のプロジェクトチームに配員されるので上司が複数います。

(これが報告や、治療と仕事の調整を難しくさせる要因なんだよ…(´・ω・`))

 

まずは所属長に報告→各プロジェクトリーダーに報告

で済むかと思ったのですが、実際抗がん剤治療がはじまると投与後1週間は休みをもらいながら働いていたので、皺寄せがいくチームメンバーにも徐々に伝えることにしました。

 

報告方法→

所属長、リーダーへの報告方法

私が意識していたことは、

治療方針、治療期間、出来る仕事、出来ない仕事、復帰できそうな時期を予定ベースでも明確に伝える

でした。

 

例えば、

治療方針→左胸に腫瘍が見つかったので、〇月から抗がん剤治療、その後手術を予定

治療期間→抗がん剤は3週間に1回を4回の合計3か月、手術は10日程度の予定

出来る仕事、出来ない仕事→抗がん剤投与後はしばらく副作用で働けないと思う。副作用が終われば通常通り働けると医者には言われた。

復帰できそうな時期→手術は10日だがその後リハビリや傷の処置があるため退院直後は頻繁に病院に行く事になると思うと医者に言われた

 

といった具合です。

仕事の調整の為に必要な情報は、主治医と話し合う事で決定していきます。

主治医・職場・本人 の三者連携が理想ですが、現実は厳しいので自分でマネジメントしましょう。

 

また、副作用については辛さを3割増しで伝えたほうがいいです。

これはズルをしているわけではなく、

お母様がガンになり、看病をしていた友人曰く

「受け手は副作用の辛さを知らないので過少にとらえがち」

だからです。

 

例えば、吐き気・気持ち悪さが典型的な副作用ですが

「吐き気・気持ち悪さ程度なら私だって仕事するわ!!」

と思いませんか?実際はそのレベルではないのです。

そこで私は、「インフルエンザの30倍くらいだるい症状で動けません」と伝えていました。

 

 

その他同僚への報告方法

私が意識していたことは、

感謝の気持ちを伝える
引き継ぎを完璧にする

でした。

 

上司と仕事の調整をした結果、仕事ができない分を実際に肩代わりするのは同僚です。

仕事といっても人間のやる事なので、当然感情があります。

まずは乳がんになったことを報告した後、しばらく仕事ができなくて申し訳ない旨、元気になったら精一杯恩返しさせてもらう旨を伝えました。

また、翌日抗がん剤だけどどうしても仕事が片付かなかった場合には

残タスクを可視化し、なにをすれば終わるかを明確にした上で同僚に引き継ぎました。

 

こうは書いても、伝え方については私の自己満足なので

「ふざけるな!」と思っている同僚もいると思います。

しかし、がんは治療しないとマジで命にかかわるので、

そこは元気になったら恩返しさせてもらいます…と鋼メンタルで行きましょう。

病気になる可能性は誰にでもあり、悪い事ではないのです。

次に誰かが病気になったら、今度は自分が支える側になればいいと思います°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°

 

まとめ

これといった正解のない論点ではありますが、とにかく感謝の気持ちを忘れずにありのままを伝えて大丈夫かなと思います。

私の経験が誰かの役に立ちますように…°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°